【実話】発達障害を持っているけど果たして美容師に向いているのか?【本音】

こんにちは、アリアです。

今回はずばりこのブログに辿り着いた方誰もが思う

発達障害を持っている人は美容師に向いていないんじゃないか

そういった疑問にお答えします。

結論としては、向いています。

ASD傾向の強い私が実際仕事をしていて感じたメリットをあげていきます。

今回はASD、ADHDこの二つを分けて大まかに解説していきます。

発達障害を持っていての美容師としてのメリット

ASD(自閉症スペクトラム)

過集中によって自分の得意分野を伸ばせる

私もそうですが、ADS傾向強めの人は一つのことに対しての集中力がとても高い自覚があるのでは?

私の場合は一番効果が出たのが「縮毛矯正」の担当をしているときでした。

縮毛矯正って施術する内容の中でも最も集中力が必要だと思います。

1液の軟化は1分おきに変わるし、根元につかないよう、でもギリギリを攻めないと薬が反応しない。

アイロンも当てる感覚で仕上がりが変わるのでなるべく自然になるようにバランスを見て均一に当てる。。

他にも書くときりがありませんが、私はこれに対してどのスタッフよりも集中力が高かったせいか、ただ黙々とやっていただけなのに誰がやっても伸びきらない癖を持つお客さんとその担当のスタイリストから支持を得ていました。

縮毛矯正を例に出しましたが、おそらく他の仕事でも何か得意なことを作り出しやすいでしょう。

毎回安定の接客、施術ができる

ASDのある方は「マニュアル化」されたものに能力を発揮しやすいです。

私の場合は自分自身の接客、施術マニュアルを作っていたため、良くも悪くも安定した仕事が特徴でした。

接客では自分の中でお客さんに話す内容とそうでない内容、流れと終わらせ方

施術では例えば「いつもと一緒で」のパターンのお客さんですね。

逆に毎回新鮮さを求めるタイプのお客さんにはあんまり合わない感じしますが、これはスタイリストになってしまえば逆に私に「合う」お客さんしかつかないので、私にとってもそのお客さんにとってもwinwinなのです。

お客さんにとっては「いつも安定した美容師」ほど信頼のおける存在はいません。

店販キングになれるかも

ご存知の方も多いと思いますが、今や美容室って扱っている商品をお客さんに売ったりするのも仕事のうちに入ってます。

私もかつてそういった店で働いていたので、嫌々ながらもお客さんに説明して買ってもらえるように頑張ってました。

そのうちASD特有の「論理的に説明する」部分が出てくるんですね。

自分でも口が止まらないくらい論理的に商品の説明をするため買っていただいたお客さんから「あなたの説明ってわかりやすい。実演販売の人になれるね!」って言われてしまうくらい。。笑

でも良い意味で、だと思います。

なぜなら私が売る気が高く調子良かった時は全店で1位の成績を取ってたからです。

ADHD(注意欠陥・多動症)

興味があることに対しての突き詰める集中力が高い

こちらもASDで書いたことと似ていますが、ADHDの人の場合は黙々とというよりも「これに対してあの方法、この方法」というような一つのことに対しての集中力が高いイメージです。

私の先輩でADHD傾向強めの方がいましたが、ある日からサロンモデル撮影にはまり、休みの日でも撮影しにくるようななかなかの集中力を見せていました。

撮った写真を見て「ここをこうした方が良かったかな」となればその5分後にはそのための材料を買いに出て行く。。みたいな

ロケハンのために一日中かけて外を歩き回り(休みの日)、高い機材を即決で買ってしまう。。なんせ撮影に対しての広い意味での過集中が特徴的でした。

でも流石に短期間でかなりテクニックが上達してましたね(上から)!

撮影はADHDの人ははまりやすい分野なのではないでしょうか。

新しいやり方やヘアカラーなど、すぐ飛びつく

美容の技術って割と新しい薬剤だったりアイテムが定期的に出てくるのですが、そういったものにいち早く飛びつき実践したり使ってみたりしがちではないでしょうか。

多動性の部分なのか色々なことに興味関心を持ちやすいので他のスタッフがまだ知らない新しいアイテムを使っていたり、お客さんには新しい髪色の提案やパーマのかけ方など常に新鮮な情報を持っている美容師になりがちだと思います。

美容師って安定性のあるタイプか、常に新しいことを挑戦し続けるタイプかで2極化しますが、ADHDの人は後者としてとても向いています。

集客に対しての特攻隊長的存在に

美容師をやっていると必ず出てくる「集客」の問題。

そこに「こうしてみたらいかがか」と案を出し、それを実際自分で行動に移すのがADHD傾向の強い美容師に多いイメージです。

次々と集客の方法についての興味が移るため新しい方法にもすぐ飛びつき実践します。

良くも悪くもそれってサロン内に新しい風を吹かすんですよね。

失敗するか成功するかは他のスタッフ(特に上司)にとっては実はそんなに大きな問題ではないので、特攻隊長的存在になるとサロン内で株も上がりやすいです。

まとめ

いかがでしょうか?

美容師はこの世界に数多く存在しますが、その中でも「違う存在」でないと指名がつきません。

ASD美容師は安定と安心を求めるお客さんの絶対的存在として

ADHD美容師は新鮮さを求めるお客さんにとっての飽きない存在として

どちらも向いていると思います。

あなたがもし発達障害で美容師という仕事に自信を無くしている、またはなる自信を無くしているのなら今回の記事を読んでぜひ参考にしてみてください。

あなたは絶対に向いています。