【就活】発達障害、就職は有名店と個人店どっちがいいの?【実体験】
美容学校に入り、就活の時期が近づいてきた。。
発達障害を持っているけれど有名店にチャレンジするべきか、それとも地元の個人店に行くべきか。。
今回はそんなお悩みにお答えします。
有名店
有名店の特徴
新卒の精鋭達が集まる
ここでいう有名店とは、都内でかつ10店舗以内展開の(チェーン店でない)店を指しています。
話に聞いただけのイメージで申し訳ないですが、やはり他の子と比べて受け答えのはっきりした個性を持った子を取るのでは?
なおワインディングの大会などで結果が出てたりするようなストイックな子が集まりやすいと思います。
なんせ人気なだけあって倍率が高いはずですからね!
スタイリストデビューまでが5年前後と比較的長め
有名店ですと、技術が間違いなく伴っていないとデビューできないと思ってください。
中途半端なスキルでお客さんに入り、お店のイメージダウンになってしまっては大変なので。。
ですが逆を言うとどこにいっても恥ずかしくないような技術と知識は得ることができるはずです。
撮影やヘアショーなどクリエイティブな仕事に参加できる
アシスタントの頃から雑誌のスタイル撮影に参加できたり、ヘアショーも参加できる可能性もあります。
もちろん実力あってこそですが。
ですがこれは個人店ではできない体験です。
発達障害を持つことでの向き不向き
ストイックさが無いと続けるのは厳しい
もうほぼみんなストイックだと思ってください。
遅くまで練習、モデルハント100人、個人の仕事用インスタグラムを充実させたり、休みの日は撮影やセミナーへの参加は当たり前。
美容学生のうちに美容の仕事が「好き」なのか「普通」なのか見極めましょう。
「好き」と思ったあなたなら、もしかしたらASD、ADHD特有の過集中しやすいという特性を生かして楽しくやっていけるかもしれません。
掛け持ちする先輩の「管理」をする!マルチタスク能力が必要
お店の規模によりますが、だいたい人気スタイリストはお客さんを3人、もしくはそれ以上掛け持ちします。
カラーを塗って次何分後にあっちのお客さんを流す、先輩の仕事が詰まらないようにアシスタントは決められた時間で作業を終わらせ、最終的には先輩の売り上げはアシスタントが仕事ができるかどうかで決まってきます。
スタイリスト以上に必要なマルチタスク能力は私の経験では想像以上に足を引っ張りました。。
発達障害を抱えていると苦手な分野かもしれません。
それでも努力と我慢で乗り越えスタイリストデビューしたらその苦労も報われるかもしれません。
個人店
個人店の特徴
アシスタントを欲しているところが多く入社しやすい
個人店で募集をかけているところは私の経験上常にアシスタントが足りていません。
滅多な理由がない限り落とされることはないでしょう。
落とされる場合としては店長やオーナーが有名サロンから独立した方だったりすると、あるかもしれません。
スタイリストデビューまでが2~3年程度
やはり有名店に比べ早い傾向にあります。
単純にアシスタントが1人や2人など少人数なのでつきっきりで教えやすいのと、早くデビューして戦力になって欲しいからという理由の場合もあります。
ただ注意点として毎年とっていないお店で常に自分が下っ端になりそうなお店は何年経ってもアシスタントをやらされる場合もあるので、そこは確認した方がいいかもしれません。
美容師として派手な仕事は少ないが、ホワイトなお店が多い
ヘアショーだったりコンテスト、雑誌撮影などの派手な仕事は少ないと思ってください。
場所によっては外国人風カラーなんてする場面無く、白髪染め率9割のお店も全然あります。
ですがお店側は貴重なアシスタントの子を大事に扱うので比較的ホワイトな職場が多いです。
お給料も実は弾んでくれるところも中にはあるかもしれません笑
発達障害を持つことでの向き不向き
馴染みのお客さんに好かれる能力が必要
特に地域密着型のお店は近所に住む馴染みのお客さんが多いです。
その方達とたくさんお話ができて好かれるかどうかが続けていけるかどうかの肝です。
人懐っこさを出しましょう。
ここに関してはADHD傾向強めの人の方が可愛がられやすそうな気がします。
良くも悪くも安定した仕事内容が多い
先ほども軽く触れましたがおそらく40〜80代くらいのいわゆるグレイカラー世代のお客さんが多いです。
奇抜なスタイルを望む人が少ないのでどのお客さんもだいたい同じようなヘアカラーだったりになります。
おしゃべりを楽しみにくるようなお客さんも多いので仕事内容としては正直つまらないかも。
でもASD傾向がある人は心乱されることが少なく安心して仕事できるかもしれませんね。
私は両方の中間のようなお店に入りました
私は関東のみ当時30店舗展開で、一年に一つのお店に入る新卒は毎年2人、
撮影やヘアショーも参加しているようなチェーン店まではいかないフランチャイズ店に入りました。
雑誌に載り続けるような有名店まではいかなくても有名店のやっている仕事内容は経験できたし、
先輩方もつきっきりで技術を見てくれたので3年ほどでスタイリストデビューすることができました。
そういったお店は毎年新卒を取るのでデビューまでのカリキュラムもしっかりしていて、美容師目線でいうと安心かもしれません。
ですが勤務するうちにお店が大きくなり、先輩の掛け持ち数が増えた時はとっても苦しい思いをしました。
そのことについては詳しくは別の記事にします。
実際にお客さんとしてお店に行き、アシスタントの雰囲気を見ましょう
発達障害を持つ人にとっては環境が全てだと思ってください。
実際にアシスタントの雰囲気を見て、自分に置き換えてみて。
なかなか決められないのなら店長やオーナーと話ができるなら話をさせてもらって、その時の肌に感じた印象で決めていいでしょう。
私もそうでしたが、発達障害を持つ方なら話をしたときの相手の雰囲気で合う合わないがなんとなく感じ取れると思います。
ただオススメとしてはなるべくスタッフ数が多くないところの方がいいと思います。
数が多いとそれだけ派閥や裏が生まれやすく、精神摩耗しやすいからです。
また自身が馴染みのお店も避けたほうがいいでしょう。
万が一合わなくて辞めるとなった時にそれまで好きだった場所が気まずく二度と行けない場所になってしまうからです。
それってなんだか悲しいですからね。
美容室は今や星の数ほどあるので、今のうちにたくさん調べてみてください。
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こんにちは。arialog管理人のアリアです。
現役美容師として10年ほど仕事をしています。
発達障害(ASD)の傾向が強い私が美容学生時代、アシスタント時代、スタイリスト時代と様々な経験談を発信していきたいと思ってますのでどうぞおつきあいください。