【発達障害】ASDを100%利用して美容師をやるには【専門性のある仕事】
こんにちは、アリアです。
今回は、ASDの特性を100%活用した美容師としての仕事術を、私なりにいくつか例を出していきたいと思います。
ASDが最近の美容師として働くのに向いていると思った理由。
私自身の経験から、ASDが強いと何か一つのことを極める集中力が高いことが多いと思います。
デメリットとしては一つのことに集中してしまうがためにバランスよく動くことができなかったりします。
こういったことで無能感で落ち込むこともありますが、最近インスタグラムを見ていていろんな〇〇専門美容室!というような投稿が増えてきたなあと気付き、これはASDの人でも美容師としてやっていけるというか、むしろ向いているんじゃないかと思ったのです。
思いつく専門性のある美容師としての働き方
- 縮毛矯正専門美容師
- 特殊カラー専門美容師
- 癖毛カット専門美容師
- カット専門美容師
- 撮影専門美容師
- ヘアセット専門美容師
- 顔まわり、前髪特化型美容師
- メンズカット専門美容師
- ショート専門美容師
考えればもっともっと思いつきそうですが、私が見てきた中で実在する美容師の例です。
一つずつ簡単にどんな働き方か解説していきます。
縮毛矯正専門美容師
縮毛矯正とそれに伴ったカットを専門で取り扱う美容室での働き方です。
専門性が高く、薬剤知識と経験と感覚が要求されるので、スキルを落とし込めばかなり需要のある仕事です。
人によっては海外のお客さんも来たりします。
特殊カラー専門美容師
ダブルカラーやデザインカラーなど、派手髪に特化した美容師としての働き方です。
アニメの髪色など、これからも日本のカルチャーとして廃れないであろう分野です。
経験が問われる技術なので需要があります。
癖毛カット専門美容師
縮毛矯正をせずに、お客さんの癖毛を生かした髪型を作る美容師としての働き方です。
どうなりたいのかの聞き出し力や決断を促すカウンセリング力が必要になるかもしれませんが、縮毛矯正などを扱わないので体力の負担は少ないと思われます。
年齢問わずの顧客層になるので、長い目で見てずっと安定して稼げる分野だと思います。
カット専門美容師
こちらはカラー、パーマ、縮毛矯正、ヘアセットなどを扱わない、カットのみの仕事をする美容師です。
千円カットとは別ジャンルになります。
カットのみのお客さんしか予約をしないので薬剤知識を勉強しなくても長く稼ぎ続けることが期待できます。
撮影専門美容師
撮影のヘアメイクに特化した美容師としての働き方です。
テレビや雑誌の撮影から、成人式やブライダル、七五三などの前撮りや写真館などでも活躍できる仕事です。
インスタグラムなどを活用すればフリーランスで依頼が来るのを望める働き方です。
作品として残せるのでモチベーションも上がります。
ヘアセット専門美容師
結婚式お呼ばれのお客さんなど、ヘアセットのみを扱うサロンでの働き方です。
お客さんと一期一会の関わりになることが多いと思うので、技術のみに集中しやすいかと思います。
流行のヘアセットを勉強することも必要ですが、そこから自分色を出した髪型を極めればファンがつく可能性があります。
顔まわり、前髪特化型美容師
顔まわり、前髪カットで指名を集める働き方です。
美容師としての顔まわり、前髪へのこだわりが強ければ強いほどお客さんがつきやすいです。
他の技術もほどよくやる可能性は高いですが、顔まわりの信頼感を得ればお客さんがリピートする可能性が高いのでうまい戦略だと思います。
メンズカット専門美容師
メンズのカット、カラー、パーマなどに特化した美容師としての働き方です。
メンズスタイルに特化したサロンも増えてます。かっこいい髪型を作るのが好きな人は向いてます。
特殊パーマなどを扱うので指先の作業が苦でない人は目指してみる価値はありそうです。
ショート専門美容師
ショートスタイルだけを求めるお客さんを担当する働き方です。
ショートが上手い=技術が上手い、と思われる業界なので、極めれば高い信頼が得られます。
お客さんの年齢層が高くなっても提供できる技術なので長い目でずっと続けやすい分野かと思います。
ASD+美容師は、可能性がある。
昔と比べて専門の美容師が本当に増えている時代です。
専門のサロンもあります。
バランスよく技術が出来なくても問題ありません。特化した美容師の需要がとても高いので美容師として若いうちに専門のサロンに転職するというのも賢い方法だと思います。
お客さんはそれ専門の技術を求めて来る人がほとんどなので、接客を極めなくても文句言われることは少ないかと思います。
特化型サロンで経験を積んで知名度を上げた先はフリーランスや独立して、同じ仕事量でもっと稼ぐこともできます。
健常と言われる人は、発達障害の人がこだわって突き詰められるレベルまで来ることは逆にものすごくがんばらないとできないのかなと思います。
いろいろな仕事がありますが、中でも美容師という仕事は国家資格であり、長い歴史の中でずっと存在していて、これからAIが出てきても取って代わられにくい仕事かなと思います。
ある程度の体力が必要だったりするのが課題ですが、日本の美容師の技術力の高さは代々歴史的に私たちのような能力や集中力やこだわりが特化した人たちが作り上げてきてくれた結果だと思っています。
私も現役で仕事を続けられるうちは、今からでも何かに特化した美容師を目指して頑張っていきたいなと思います。
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こんにちは。arialog管理人のアリアです。
現役美容師として10年ほど仕事をしています。
発達障害(ASD)の傾向が強い私が美容学生時代、アシスタント時代、スタイリスト時代と様々な経験談を発信していきたいと思ってますのでどうぞおつきあいください。