【発達障害】もっと表情を出すには【接客】
こんにちは、アリアです。
今回は発達障害を持つ美容師向けの仕事術、表情の作り方についてです。
表情出すの、苦手なんですよね〜🥲
表情が薄い発達障害者
まずは私の経験上の話ですが、
発達障害を持つ人、特にASD傾向の強い人は表情の喜怒哀楽が分かりにくい人が多い気がします。
頭では色々考えてるし、感情もあるんですが、それが表情として反映されにくいんですね。
「何を考えているのかよく分からない」とか、「怖い」とか、「仕事が楽しそうに見えない」
とか言われたりしたことありませんか?(私はあります)
表情がわかりにくいと働く際に不利になる
サロンワークでは想像よりも表情の豊かさがある、ないで差がつく場面が多いです。
お客さんとの会話
先輩から指示受けた時
仕事中のほとんどが誰かと関わっている時なんですね。
お客さんからすると、
・なんかこの美容師さん緊張するな
・私のイメージちゃんと伝わってるかな?
となり、信頼を得ることが難しく、
先輩たちからしたら、
・俺の指示伝わってるかな?
・何かあいつやらかしたのか?
・お客さんがつまんなさそうだから盛り上げてよ!
となるわけです。
共通することは、
お客さんと先輩、共通することは「不安」なんですね。
何を考えているのか、どう思っているのか、表情から読み取れないから不安。
仕事を任せるのが不安になるため、頼みたくなくなってしまいます。
過去に先輩の指示を間違えたりした経験があったりすると、先輩からしたら不安なため強く言ったり、怒ってきたり、疑われたりします。
こちらは真面目にやっているのに、傷つきますよね…
表情の作り方
ではここから、発達障害傾向のある人向けの、表情の作り方を解説しますね。
表情は喜怒哀楽の4種類ですが、
最低限この二つ、「哀」と「楽」を癖付ればどうにでもなります。
「哀」を使う場面のイメージ
「哀」とは悲しみ、残念といったイメージです。
使う場面としては、
・お客さんの過去の失敗された髪型エピソード
・お客さんの愚痴に対しての相槌の際
・先輩から、もっとこうした方が良かったね。などの指摘を受けた時
などですね。
「楽」を使う場面のイメージ
「楽」とは楽しさや安心感を与えるイメージです。
使う場面としては、
・お客さんのお出かけ先の良かったエピソードを聞いた時
・お客さんがイメージ通りのスタイルにしてもらえて喜んでくれている時
・先輩が褒めてきた時
・先輩が指示をしてきた時
など。
意外にも、先輩からの指示を受けた時なんかも100%の「楽」まではいかなくとも40%くらいの「楽」を出して返事をすると気に入ってもらえる確率が高くなります。
オーバーに作る
発達障害傾向のある人のお顔の筋肉は定型の人に比べて鍛えられていないことが多く、
確かに感情があって表情にも連動しているのにそのせいで定型の人ほど現れていないことがあります。
ですので、今日から表情を作る際に意識してほしいことは、
いつもの悲しみの顔、笑顔が日常生活用のレベルだとしたら、それを「ディズニーのキャラになりきって」やってみてください。
そんななりきって表情なんて作ったらふざけてるように見えるし変だろ
そう心配する気持ちもわかります。
ですが実際は自分が変だろ、と思うレベルまで大袈裟に悲しみや笑顔の表情を作ることでようやく定型の親しみやすそうな人の一段階下の表情になるので、やりすぎて馬鹿にしてるように見えるとか怒られそうだなんて思う必要はありません。
眉毛と目を意識する
表情の変化をつける時にいちばん効果的なのは眉毛、次に目だと思います。
困った顔、悲しそうな顔をするときは眉頭に力を入れて、目元もひそめるような感じ。
飼い主に怒られてる時の犬の表情を自分がイメージするよりオーバーに真似てみるといいでしょう。
楽しい顔、安心感を与える顔をするときは目が消えてもいいので三日月をイメージして。
おまけですが可能なら施術中や人の話を聞いているときは上の前歯をチラ見せする程度に口元を調節すると険しい顔に見えません。(下前歯は見せないように!)
口角を上げるのが苦手な人は試してみてください。
まとめ
まとめると、
自分が普段している楽しい顔、悲しい顔よりオーバーにすることです。
私も美容師なりたての頃は表情が作れず怒られたりしてきました。
意識するようにしてからは普段の5倍オーバーに変化をつけるようにして、今でもまだまだかなと思う時もありますが、昔よりは人に分かって貰えやすい顔になった気がします。
普段口数が少なくても、会話がうまくできなくても、表情を意識するだけでどうにでもなる場面が多いです。
一緒に頑張ってみましょう✊
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こんにちは。arialog管理人のアリアです。
現役美容師として10年ほど仕事をしています。
発達障害(ASD)の傾向が強い私が美容学生時代、アシスタント時代、スタイリスト時代と様々な経験談を発信していきたいと思ってますのでどうぞおつきあいください。