【ASD】こだわりのない発達障害美容師がいい口コミをもらえた理由【美容師】
こんにちは、アリアです。
今日は発達障害の特性を持つ私が、お客さんに施術する際にこだわっている部分についてお話ししていこうと思います。
何も売りのない、こだわりのない美容師だった
私は美容師になって15年近くやってるので、それなりにトレンドを追ったスタイルを作ったりはいつもしてきました。
インスタグラムなんかで美容師のアカウントを見ると
「このスタイルにこだわりを持ってます!」
とか、
「この色を出すのにこだわりを持ってます!」
とかが多いですが、
私の場合そういった「これ」というこだわりのスタイルは無くて、割とオーダーされたらそれに近づけて仕上げるってスタイルなんです。
他の美容師さんはなんか「売り」になるこだわりがあっていいなあ、私も何か作らないといけないかな…
そう、何回も思いました。
でも、よーく思い返してみたら、強いて言うならこれがこだわりかなあ、と思い当たるものがありました。
無意識にこだわっていたもの
ロングでも、ボブでも、ショートでも、どんな髪質でも無意識にこだわって仕上げている部分は、ドライカットに時間をかけて毛先のおさまりを作り込むことです。
メンズの場合ワックスつけてない時でも変に見えないように毛先のカットを作り込むし、
レディースの場合いかに梳かしただけでおさまるかを重視して質感調整に時間をかけます。
「カットした部分感」が私的に嫌なんです。
なのできりっぱなしヘア、とかじゃ無い限りほとんどの場合とにかくドライカットの馴染ませカットに時間をかけます。
結果、お客さんから評判が良かった
見た目だけじゃなく、触って馴染んでるかを重視します。
なのでお客さんが触って問題なくても、最後は私の指の感覚で納得いくまでを大事にしています。
でもこれって意外と全部の美容師さんがやってるわけじゃないだなって思ったんですよね。
私がお客さんにやけに「すごい丁寧にしてもらって」って言われるのは他の美容師よりもそこを追求するのが過剰だったからかもしれません。
でも、高確率でお客さんから、「アリアさんに切ってもらうとカットが半年持つんです」みたいなことを言われます😂
そのこだわりが、私の中では普通のことだった
それで、ある時ふと、これもASDのこだわりと、触るという感覚過敏由来のものなのかもしれない、と思いました。
自分ではこだわっているつもりは無くて、自分の中の当たり前をやっていただけだし、
自分の触感を信じてるし、
これが普通だと思ってやっていたけど、多分普通じゃないんだろうなと思いました笑
努力しようと意識しなくても、無意識のこだわりがリピートにつながっていた
悪いことが多く感じる発達障害の特性だけど、やっぱり美容師という職業にとっては良いことをもたらす面もかなりあるなと思っています。
私は美容師をしていて、たくさんのお客さんにリピートしてもらっているので、なんだかんだ向いている仕事だなと思ってます。
このまま美容師を続けるか悩んでいるアシスタントの方、
駆け出しで悩んでいるスタイリストの方、
少しでも私の経験談が参考になれば嬉しいです。
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こんにちは。arialog管理人のアリアです。
現役美容師として10年ほど仕事をしています。
発達障害(ASD)の傾向が強い私が美容学生時代、アシスタント時代、スタイリスト時代と様々な経験談を発信していきたいと思ってますのでどうぞおつきあいください。